肝臓の機能をよくする栄養
■目次
- 肝臓と身長の関係
- 肝臓が悪いときの症状
- 肝臓の機能をよくするには
- 肝臓の負担になること
- 肝臓によいこと
肝臓と身長の関係

「なんで、身長を伸ばすのに肝臓が関係あるんだ?」そう思う方もいるかもしれません。しかし、肝臓は重要です。
肝臓には、成長ホルモンをIGF-1という分泌物に変える役割があるからです。IGF-1は、軟骨細胞の増殖を促し骨を伸ばします。
よく、成長ホルモンが身長を伸ばすといいますが、実際には、成長ホルモン分泌→肝臓や骨端軟骨でIGF-1に変換→骨を伸ばすという仕組みになっているわけです。
では、なぜIGF-1ではなく成長ホルモンが重視されるのか?
それは、身長が伸びない理由のほとんどは、肝臓の問題ではなく、
成長ホルモン自体の分泌が少ないことだからです。
それでも、肝臓に問題を抱えていると、成長ホルモンがたくさん分泌されていても、IGF-1が生産されないため身長が伸びにくくなります。なので、肝臓が原因の低身長には、IGF-1が投与されます。
肝臓が悪いときの症状
肝臓は沈黙の臓器とよばれ、なかなか警告のサインをだしてくれません。
それでも、あるていど進行してくると自覚症状があらわれます。
それは、、、
・常に疲れている感じがする
・全身の倦怠感がある
・足が重くてだるい
・皮膚の色が黄色っぽくなる
・目の白身が黄色くにごってくる
などです。
思い当たる節がある方は、肝臓が不良をおこしてる可能性があります。
手遅れになる前に、なんらかの対策をする必要があります。
肝臓の機能をよくするには
肝臓の機能がよくなると、IGF-1の生成が高まります。IGF-1は、骨の伸びに直接関わるので影響は大きいです。今、肝臓に不安がある方はもちろん、健康な方もぜひ肝臓の機能向上を目指してみてはいかがでしょうか。
肝臓の負担になること
■酒、タバコ、薬物
肝臓には、体内に入った毒を解毒する役割があります。酒に含まれるアルコールや、抗生物質や鎮痛剤などの薬物、タバコに含まれるニコチンやタールは肝臓の解毒作用を酷使します。
■ストレス
ストレスはたんぱく質を分解し、有害なアンモニアを増やします。アンモニアの解毒のために、肝臓がつかわれます。また、ストレスをうけると、肝臓は脂肪をためもうとするため、慢性的なストレスは、脂肪肝につながります。
■過食
食べ過ぎると、糖分や脂肪分の処理をするのに肝臓の負担が大きくなります。
また、多くの食品添加物や摂取することになるため解毒におわれます。
食事は良く噛んで、腹八分目に抑えるのが大事です。
■鉄分
肝機能が良好でない人は、過剰に鉄分をとると蓄積してしまい害になります。
肝臓によいこと
■適度な運動
有酸素運動は、肝臓の脂肪を減らしたり、肝臓への血液供給を増やします。
■睡眠
睡眠は、肝臓の疲労回復タイムとなります。肝臓への血流が立っているときに比べ1.7倍増えるのも良い影響を与えます。
■タンパク質
タンパク質は、肝臓の修復につかわれます。タンパク質は、消費されやすいので、足りないと感じる方は多めにとるといいです。
■ビタミン
ビタミン群は肝臓の働きを助けます。 特に、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB群が肝臓に有効に働きます。
■ウコン
ウコンは、胆汁分泌を促進し、肝臓の機能を高めます。
春ウコン、秋ウコン、紫ウコンと種類がありますが、有効成分であるクルクミンは秋ウコンに一番多くふくまれています。
ただ、ウコンは肝臓への刺激が強いため、肝機能障害がある方が利用すると、悪化させる危険性があります。肝機能に十分な余力がない方はやめたほうがいいです。
■マリアアザミ
マリアアザミは、肝臓をダメージから守り、傷ついた肝細胞の修復をうながします。天然のハーブなので、ウコンに比べて刺激が少なく安全性も高いです。
肝機能障害を改善するのにも、マリアアザミが使われます。
■オルニチン
オルニチンは、肝臓のアンモニア解毒をスムーズにします。慢性的なストレスを抱えると、体内のアンモニアを増やすので、オルニチンが効果的です。
成長が鈍った骨を伸ばすには
身長の伸びが鈍化した人でも、骨に強い成長刺激を与えつづけることで、意外なほど伸びる可能性がある。
強い成長刺激を与えるには、”骨端軟骨の増殖を加速させる成分” ”骨の材料になる成分” ”骨の建設をサポートする成分” が有効。詳しくは”身長を伸ばす成分まとめページ”へ。