タンパク質は身長の万能薬
■目次
- タンパク質は成長に欠かせない
- タンパク質の効果は歴史が証明
- タンパク質はアミノ酸の集合体
- 成長ホルモンを分泌させるアミノ酸
- タンパク質の取り方
- 動物性タンパク質をとる
- 植物性タンパク質をとる
- 完璧なタンパク源”プロテイン”
タンパク質は成長に欠かせない
タンパク質は、身長伸ばすのにかかせない栄養です。なぜなら、タンパク質は骨の材料にも、成長ホルモンの材料にもなるからです。
その他にも、筋肉や皮膚、髪の毛、DNA、RNAなどあらゆる細胞になります。
タンパク質は、いろいろなところで消費されるので、多く摂取する必要があります。特に発育期には、大人よりも多くのタンパク質を必要とします。
タンパク質の効果は歴史が証明
タンパク質が身長に与える影響の大きさは、日本の歴史を振り返るとわかります。なぜなら、仏教により鳥獣の肉を食べる習慣がなくなったころから、平均身長が低くなってるからです。
仏教が伝来していなかった古墳時代は男性が162cm、女性が151cm程度だったのが、肉食が完全に禁止された江戸時代は、男性155cm、女性143cmとかなり低くなっています。江戸時代は、日本の歴史で一番平均身長が低い時代です。
また、戦後、炭水化物中心の日本食から、タンパク質の多い欧米食をとるようになって平均身長がぐんぐん伸びています。もちろん、その他の食糧事情の違いもありますが、医学的に見ても、炭水化物中心の食事より、タンパク質中心の食事のほうが背を伸ばすといえます。
タンパク質はアミノ酸の集合体
タンパク質は20種類アミノ酸が集まってできています。
このアミノ酸のうち体内で合成できない9種類を必須アミノ酸、その他の11種類のアミノ酸を非必須アミノ酸といいます。
タンパク質のアミノ酸スコアは、必須アミノ酸のバランスによって決まります。
アミノ酸スコアが高いほど、良質のタンパク質といえます。
■必須アミノ酸(9種類)
トリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、ヒスチジン
■非必須アミノ酸(11種類)
アラニン、アルギニン、アスパラギン、セリン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、プロリン、チロシン
成長ホルモンを分泌させるアミノ酸
アルギニン、リジン、オルチニンなどのアミノ酸は多量に投与することで成長ホルモン分泌を倍増させます。
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タンパク質の取り方
タンパク質は、食事やプロテインから摂取することができます。
動物性タンパク質をとる
動物性タンパク質はアミノ酸スコアが高く身体作りに適してます。
ただ、脂肪分が多く、カロリーが高いので、
・肉類は脂肪分をカットする
・ゆでる、蒸す、網焼きなどの調理法で油を落とす
などの対策をとると良いです。
植物性タンパク質をとる
植物性タンパク質は、動物性に比べアミノ酸スコアが低いことが多いです。
そのかわり、カロリーが低く、脂肪分も少ないというメリットがあります。
動物性タンパク質だけだと栄養も偏るので、植物性タンパク質も取り入れたほうがいいです。
タンパク質が豊富な食材
■肉類
鶏ささみ、鶏むね肉、豚ヒレ肉
■魚類
マグロ、タラ、カツオ
■豆類
凍り豆腐、大豆、納豆
■その他
卵の白身、のり、桜エビ、しらす干
これらの食材は全て高タンパクかつ低カロリー。なおかつ、アミノ酸スコアも高いおすすめ食材です。食事からタンパク質を採りたい方は積極的に使用すると良いです。
完璧なタンパク源”プロテイン”
食材だけでタンパク質をとろうとすると、好きなものが食べれず窮屈に感じる方も多いでしょう。また、家族が希望通りに料理を作ってくれるとは限りません。そんなときは、プロテインが大きな力になります。プロテインは高タンパク質で、脂質や炭水化物がカットされています。
カロリーを最小限に抑えて、無駄なくタンパク質がとれるので、
ダイエット中の方でも、十分にタンパク質を摂取することができます。
食事のタンパク質が不足している方、運動をする方は活用すると効果的です。
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