低身長症のタイプと治療法

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  • 低身長症と治療法一覧

低身長症と治療法一覧

低身長の原因には、先天的なものだけでなく、後天的なものもあります。生まれたときには問題なくても、成長途中に発生することもあります。どちらにせよ、できるだけ早く発見することで、伸びる余地を増やすことができます。以下に、低身長症と治療法について説明します。

家族性低身長

遺伝は通常25%程度ですが、両親の低身長の遺伝を色濃く反映してしまうことがあります。家族性低身長は、家族全員が背が低いことが多いです。病気ではないので、病院での治療は行われません。身長が伸びにくいのは確かですが、努力次第で身長の伸びを大きくすることはできます。

子宮内発育遅延性低身長

母体の栄養不足や喫煙などで起こります。体内での経過日数の割りに、身長や体重が小さく生まれ、そのまま身長の遅れを取り戻せない場合におこる低身長です。80~85%の子供は、2歳時までには遅れを取り戻します。身長の遅れを取り戻せない場合は、成長ホルモン治療がおこなわれます。

愛情遮断性低身長

家庭内での虐待や、学校での対人関係の不和などで、慢性的な強いストレスを受けると発育不良になり低身長になります。

愛情遮断性低身長の場合は、原因となってるトラブルから開放されることで、
急激に身長が伸び始めることが良くあります。

思春期早発症

性ホルモンの早期の分泌により、体の成熟が早くなります。始めはグングン伸びても、身長のピークが早く来てしまうため、最終身長は低くなります。

まだピークを迎える時期でないのに、身長が急に伸びはじめるようなら注意です。心配ある方は、早めに骨の成熟度を調べることをおすすめします。治療法は、性ホルモンの抑制などで成熟を遅らせる方法がとられます。

思春期遅発症

体の成熟が遅くなります。病院で骨年齢を診断することでわかります。
女子で、13歳を過ぎても二次性徴がみられない、15歳になっても初経がない、
男子で15歳までに、11,2歳を超える骨成熟が見られない場合は治療を受けられます。治療法は、性ホルモンの投与になります。

成長ホルモン分泌性低身長

脳下垂体からの成長ホルモンの分泌不足によっておこる低身長です。
原因として、脳腫瘍や、母体にいたときの頭部のダメージなどによっておこることがあります。成長ホルモン治療を受けることが効果的です。

ターナー症候群

女児だけに起こる染色体異常によって起こる低身長です。2000人に1人の割合でおこります。見た目的には、低身長以外にはっきりと目立つ症状がないため、気付かれにくいです。

よく注意すると、首周りの皮膚のたるみ、薬指が短い、タレ目などの外見的特徴があります。性ホルモンや成長ホルモンなどの治療で、150cm程度まで身長を伸ばすことが可能です。治療を受けずに育つと140cm未満の身長になります。

腎臓の病気による低身長

腎臓が正常に働いていないと、体内成分の循環や、老廃物の排出が正常に行われず、身長が伸びにくくなります。症状として、頻尿や発熱、貧血などを伴うことがあります。成長ホルモンの投与が効果的です。

肝臓の病気による低身長

肝臓がなんらかの問題を抱えていると、成長ホルモンをIGF-1に変換できず、身長が伸びずらくなります。治療は、IGF-1を分泌させる錠剤を用いることがあるようです。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能の低下で、甲状腺ホルモンの分泌が不足して低身長になります。
軽症の場合、症状にでにくいので発見しづらいですが、血液検査によって判別できます。甲状腺ホルモン剤を内服する治療によって身長を伸ばします。

軟骨無形成症

骨端軟骨の異常によって起こる低身長です。手足が極端に短くアンバランスな体型になります。治療を受けずに育つと、男性は130cm以下、女性は、120cm以下と極端な低身長になります。骨延長や成長ホルモンの投与が主な治療法になります。

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管理人:UMITA

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はじめまして、UMITA(ウミタ)といいます。自己流の身長伸ばしによって、165.5cm→169cm(+3.5cm)の身長UPを達成。自らの伸長体験をもとに2005年から当サイトを運営しています。
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