身長を伸ばす手術
■目次
- 身長を伸ばす手術とは?
- 身長を伸ばす手術の種類
- イリザロフ法
- ISKD法
- 身長を伸ばす手術を行っている病院と費用
- ”国内”の病院と費用
- ”海外”の病院と費用
身長を伸ばす手術とは?
身長は手術で伸ばすことも可能です。
主に、骨折による脚の長さの違いや、低身長症などに用いられます。
しかし、美容目的で身長を伸ばす手術を行ってるクリニックもあります。
美容目的の場合は、保険がきかないため高額の費用が必要です(後述参照)。
美容目的で伸ばせる長さは、下腿5cm、上腿4cmの計9cmぐらいです。
元々の脚の短長にもよりますが、あまり伸ばしすぎると全体のバランスに違和感がおきるのでそういったことも考慮に入れる必要があります。
骨延長手術での見た目の違いは、こちらで見れます。見た目的には、違和感がなくきれいに見えます。ただ、手術間の痛みや、感染症などのリスクがあります。
また、運動能力が手術以前の80%ぐらいに落ちることが多いです。
手術を受ける病院によって、リスクは大きく違ってくるので注意が必要です。
身長を伸ばす手術の種類
身長を伸ばす手術は、イリザロフ法とISKD法の2種類があります。
イリザロフ法

イリザロフ法は1951年にロシアの医師ガブリル・イリザロフによって発見されました。過程としては、人工的に骨を切り、右の画像にあるような創外固定器をつけます。 そして、外から1日1mmぐらいのペースで骨の隙間を広げていきます。
そうすることで、骨の自然治癒力により隙間が修復され伸びていくわけです。手術後2週間ほどで退院できますが、数ヶ月の通院が必要になります。
メリットは、日本だけでなく世界各国で行われていること。古くから行われているため、症例が豊富で術法も洗練されてきています。
デメリットは、感染症が多く、25%以上の頻度で起こります。世界各国で行われていますが、質の悪い所だと脚の変形や感染症のリスクが増大します。手術後は、麻酔でも耐えられないぐらいの激痛が続きます。
創外固定器は大きく目立つ上に、長期間にわたり不便な生活を強いられます。
最近は小型化されてだいぶ目立たなくなっています。
ISKD法
最近、アメリカで主流になっている骨延長法です。まず、骨を切り、外部の操作でのびる器具を埋め込みます。そして外部からコントローラーを使い、磁石の力を利用して骨を伸ばします。
原理的には、骨の自然治癒力を利用したイリザロフ法と変わりません。
費用的にはイリザロフ法と同じぐらいかかるようです。
イリザロフ法に比べてのメリットは、
感染症のリスクが少ない
医師の技術を必要としない
器具の安定性が高く、骨を延ばしている期間もトラブルが少ない
他の骨延長手術に比べ、痛みが少ない
外見からわからないため心理的、社会的なストレスを減少させることができる
などです。
デメリットは、アメリカ以外で実地しているところが見当たらないこと。
アメリカでは、美容目的の骨延長手術を受けるのに厳重なチェックがあり、日本よりも敷居は高いです。また、伸ばせる長さは、5cm~8cm程度とイリザロフより少ないです。
身長を伸ばす手術を行っている病院と費用
”国内”の病院と費用
日本でも、骨延長手術を行ってる病院は結構あります。ただ、ほとんどが事故や低身長症などを対象で美容目的となると見つかりません。
今のところ、日本で表立って美容目的の骨延長を行っているのはスカイ整形外科クリニックだけです。術法はイリザロフ法で、費用は735万円です。イリザロフ法+髄内釘利用の場合は1,135万円の費用がかかります。詳しくは、スカイ整形外科クリニックの公式サイトで確認してください。
”海外”の病院と費用
海外では、美容目的で骨延長手術を行っている病院も数多くあります。
日本語が通じず、医師とのコミュニケーションを取りづらいのが難点です。
メリットは、費用は格安で100万円から行えることです。質についてはピンからキリまで様々なので信用できるところ見極める必要があります。
こちらのサイトに、各国の美容的骨延長をおこなっている病院と費用が載っています。多くの国は100万~300万程度。ドイツやアメリカは日本と同じくらいの相場です。 格安でも医師が1000以上の症例をこなしてたりと一概に悪いとはいえません。興味のある方は、よく調査されることをオススメします。
成長が鈍った骨を伸ばすには
身長の伸びが鈍化した人でも、骨に強い成長刺激を与えつづけることで、意外なほど伸びる可能性がある。
強い成長刺激を与えるには、”骨端軟骨の増殖を加速させる成分” ”骨の材料になる成分” ”骨の建設をサポートする成分” が有効。詳しくは”身長を伸ばす成分まとめページ”へ。